米陀石材店は、横浜市営日野公園墓地入口近くにある創業100余年の石材店です。
日野公園墓地でお墓のリフォームや修理をお考えの方は、実績豊富な当店までご相談ください。
お墓は40年50年と、家屋よりもはるかに長期間、外に雨ざらし状態で設置されるものです。
石は丈夫ですが、それでも経年劣化は免れません。
時間が経つと、様々な箇所に不具合がでてきます。
注意ポイント
- 今すぐにでも崩れだしそうで早急に対処が必要な場合
- 大丈夫そうではあるもののリスクがある場合
- 墓誌や灯ろうなど構造物の設置
- 雑草止めのため
- 砂利の交換
- 花立の修理
- etc
パターンは大がかりなものから小さいものまで様々です。
また、プロの目で見ることで、一般の方が気づけない箇所が顕在化する場合もございます。
現場確認/お見積りやアドバイスは無料で行いますので、まずはお気軽にご相談ください。
こんなお墓は要注意!リフォームした方が良いお墓とは?
やはり目に見えて危ないようなお墓や、一部壊れてしまっているようなお墓は、すぐにでも修理が必要でしょう。
注意ポイント
- 傾いてしまっているお墓
- 大谷石の劣化
- 花立や塔婆立てなど部品の破損
こういった場合には、早めに手を付けたほうがよいでしょう。
1.傾いてしまっているお墓
古くに建墓されたものは、基礎工事がおろそかであった為に、傾いてしまっている墓石が少なくありません。
そのまま放っておくと倒壊の危険性があります。
特に崖地や土手上などは、早急に基礎工事・据え直しをする必要があります。
自家の墓地が壊れるだけならまだしも、下にあるお墓を壊してしまったり、通路があったら最悪、他の墓参者へけがをさせてしまったりする危険性がともないます。
見てわかるくらい傾いてしまっている場合には、早めにご相談ください。
台風や地震などの天災はいつ襲ってくるかわかりません。
なぜお墓が傾いてしまう?
傾いてしまう理由はいくつかあります。
はてな
- 地盤が悪い
- 基礎工事がない
- 地震の影響
- 施工が悪い
どう見ても地盤が悪い場合には、管理事務所へ移転を打診してみるのもひとつの方法です。
酷い場所すぎると、いくら頑丈に作ろうとしても、なかなかに難しいものです。
地盤改良技術がなくもないですが、非常に高価な施工となってしまいます。
その他では、昔の施工では基礎工事がないこともありますし、幾たびか襲ってきた大きな地震によって少しずつ動いてしまったこともあるでしょう。
単純に適当な石屋が適当な施工をしている場合もあります。
米陀石材店の耐震施工
数十年前のお墓は、耐震施工をされていない可能性が非常に高いです。
現在、当店では以下の耐震施工を行っております。
ポイント
- 耐震施工用石材ボンドならびに各種接着剤
- 耐震金具の使用
- 鉄筋コンクリート基礎工事
※金具などの形状は異なるものを使用する場合があります。
こういった工夫をこらし、地震に負けない強いお墓づくりを行っています。
耐震施工がなされていないお墓をお持ちの方は、お早めに耐震施工を受けられることをお勧めします。
とても古い動画ではありますが、耐震ボンドエースの特徴を解説している内容です。
2.大谷石の劣化
大谷石とは、栃木県原産の軟石です。
柔らかく加工がしやすく、さらには御影石や白河石などよりも安く手に入ったため、墓石の外柵材として多く使われてきました。
ただし、一長一短であり、大きなデメリットとして、強度の不安や経年劣化に弱いという特徴があります。
長年風雨にさらされると、表面が劣化し、ボロボロと崩れ落ちてきてしまいます。
酷い場合ですと、欠けたり大きく割れたりしてしまいます。
(風雨にさらされない地中などにあると、案外綺麗に残っている場合もあります)
大谷石を主に使用していたころは、基礎工事を行う場合も少なく(やってもかなり簡素な施工)、ガタガタな状態に陥りやすいのです。
建墓してから30年~40年を目安にリフォームすることをお勧めします。
大谷石のリフォームはどうやる?
大谷石で同じように作り直すという方法もあるにはありますが、当店ではオススメいたしません。
大谷石は国産石であり、国内での加工が必要です。
対して、御影石は中国産が多く、加工も中国で行うことがほとんどです。
要は、昔に比べると、値段が逆転してしまっているのです。
頑丈で綺麗な御影石と、趣こそあるものの軟弱で高価な大谷石では、どうしたって御影石をおすすめしてしまいます。
大谷石の産地には観光名所の資料館も
栃木県には大谷石の資料館があり、私も行ったことがあります。
資料館、という名前ではあるものの、採掘場跡地を利用した、まさに人工の洞窟といった趣です。
地下深くへと降りていくため、真夏でもひんやりとしており、また、その雰囲気の良さから、数多くのドラマや映画の撮影現場、結婚式場、ライブ会場として利用されています。
とんでもない量の撮影実績がありますから、ご興味のある方はご覧ください。
もしかしたら、知らず知らずのうちに視聴している作品があるかもしれませんね。
3.花立や塔婆立てなど部品の破損
花立や塔婆立ては非常に壊れやすい部材です。
これらが壊れていると、お墓参りの際に困ってしまいます。
異常に気付きましたら、お早めにご相談ください。
花立の破損について
昔は鋳物製やプラスチック製の花立が多くありました。
また、受けの部品を石の花立へ設置し、ネジ式で花立を取り付けるものがほとんどでした。
これらの花立は色々なリスクがあります。
注意ポイント
- ネジ部分がバカになって固定できない
- ネジ部分がくっついてしまって外せない
- 根本が折れてしまう
- 穴が開いてしまう
固定できないと、生花をあげることができません。
外せなくなってしまうと、汚れた時に丸洗いができません。
折れたり穴が開いたりしてしまうと、花立として使えません。
花立の交換種類と料金について
花立が壊れてしまった場合にはご相談ください。
ステンレス製の花立へ交換いたします。
特徴
- さびない
- 劣化に強い
- 汚れに強い
ステンレス製の花立には、二種類あり、料金は以下の通りです。
※施工費含みます。
種類と料金
- ネジ式:22,000円(税込み)
- 落とし込み式:44,000円(税込み)
ステンレス製ネジ式花立とは
画像引用:(有)川本商店
こちらは、既存のネジ式と同様に、ステンレス製へ交換する方法です。
施工が簡単なので、落とし込みよりも安くできますが、従来のネジ式のようにネジが悪くなってしまうなどのデメリットは同じです。
ご自身で購入することも可能ではありますが、施工や強度の不安からDIYはオススメしません。
ステンレス製落とし込み式花立とは
いったん花立の土台となる石を持ち帰り、花立を落とし込むための丸穴を加工します。
運搬、加工の手間がかかってしまうため、ネジ式よりも高価になっています。
ただし、ネジ式と比べメリットも大きいです。
ポイント
- スポッと抜けてお手入れが楽
- ネジ故障の不安がない
※花立の土台の石がお墓本体と一体になっている場合には、取り外しが難しくなりますので、別途料金をちょうだいします。
花立交換について補足|ステンレス製品について
ステンレス製品は、ビックリするほど安いものが流通している場合があります。
ステンレス製品の値上がりは、はなはだしいものです。
その中で安い製品は、憶測ではありますが、以下のような理由が考えられます。
注意ポイント
- 古い訳あり大量在庫品
- ステンレスの等級が低い(合金割合が低い)
- 加工工程の簡略化(仕上げ精度)
特にステンレスの等級が低いと、ステンレスなのにさびてしまった!などという事態になりかねません。
当店では、(有)川本商店さまより、上質なステンレス製品を仕入れております。
安心してご利用ください。
花立交換について補足|カラーステンレス
一昔前は、黒や緑など濃い色の石碑には、カラーステンレスを使用していました。
しかし、通常のステンレスとの値段の乖離が激しく、受注生産の上、ものすごい値上げがされてしまいましたので、現在は通常のステンレスを使用しています。
※需要低下にともない、製造コストのかかるカラーステンレス製品を作る工場が減少したためだそうです。
花立交換について補足|プラスチック製や鋳物は
仕入れようとすればできなくもないのですが、あまりおすすめいたしません。
経年劣化に弱いからです。
どうしても、という方は、ご相談ください。
花立交換について補足|野花立について
画像引用:(有)川本商店
地面に突き刺して使うタイプの花立も存在します。
お墓にすでにあって、今まで使用していなければ、あえて使う必要もないかと思いますが、今使っているものが劣化してしまったなどであれば、販売は可能です。
塔婆立ての破損と交換料金について
塔婆立ては、花立に次いで壊れやすい部材です。
特に、大量に卒塔婆をあげてそのままにしてしまうと、風にあおられて傷みやすいです。
塔婆は生花のようなもので、その時の供養です。
いつ下げてしまっても構いませんから、たまってきてしまったら、早めの処分をおすすめします。
処分の際は、お近くのゴミ置き場に運ぶか、気になるのであれば、お寺さんにお焚き上げを依頼するとよいでしょう。
大谷石を使用していた場合には、先で説明した通り交換をおすすめしていますが、塔婆立ては様々な種類がありますので、一概にどういった修理や交換がよいと明示しにくいです。
同じように石で作るのであれば、御影石製をおすすめします。
もっと安く施工したい場合には、ステンレス製の塔婆立てもございますので、ご相談ください。
※売ってはいますが、DIYはオススメしません。
お墓・墓石リフォーム Before After
おかげさまで多くの方にご依頼いただいております。
お墓のリフォームの一例としてビフォーアフターを掲載いたします。
大谷石外柵を御影石へ総リフォーム
お墓を囲う大谷石の外柵が劣化して崩れだしてしまっておりました。
さらにカロート(納骨室)内に水が溜まってしまう状況でした。
カロートを地下から地上部へあげ、丘カロート式にしたので浸水の心配もなくなりました。
より詳しくはコチラ
お墓の除草と土間コンクリート施工+五色砂利追加
植木や雑草の除草、手入れが大変だったため、すべて取り除き、草止めのコンクリートを打設しました。
その上に、新しい五色砂利を追加いたしました。
コンクリートと砂利敷きで、だいぶ雑草を止めることが可能です。
ただし、完璧に草を止めることはできません。
継ぎ目や経年劣化のヒビからや、砂利のすきまから生えてきてしまう場合もございます。
何もしないより、お手入れが楽になることは間違いありませんが、最低限のお手入れは必要となります。
市販の除草剤などを利用すると楽になるかもしれません。
また、当店では日野公園墓地限定とはなりますが、年間掃除を扱ってございます。
ぜひご検討ください。
白河石の外柵を御影石へリフォーム
納骨供養を機に一新されたいとのことで、白河石の外柵を総リフォームいたしました。
ガラッと明るい雰囲気になりました。
耐震工事を行いましたので、安全性も向上しました。
土間部分の石張り施工
雑草を止めたい場合、もっとも効果のある方法が石張りです。
見た目も美しく、墓地全体が明るくなります。
↑雑草を処理し、不要な植木や工作物を撤去し、鏡面磨きの板石を張りました。
スッキリとした印象です。
こちらの方は、昔他店にて施工した草止めのコンクリートが非常に薄く、ガタガタに割れてしまったため、新たに石を張りなおしました。
板石はバーナー仕上げでゴツゴツと粗い表面になっています。
磨きと粗い仕上げの違いについて
板石の表面の仕上げには大きく分けて、2種類があります。
- 磨き仕上げ
- 粗い仕上げ
板石は敷石として使われ、その性質上、お参りをする際に踏まれることになる石です。
どちらの仕上げがよいかは一長一短です。
磨き仕上げの特徴
メリット
- 表面に汚れが付着しにくく落としやすい
- 外柵材との一体感がある
注意ポイント
- 濡れていると非常に滑りやすい
粗い仕上げの特徴
メリット
- 滑り止めになる
- 外柵材のアクセントになる
注意ポイント
- カビやコケ土汚れなどが付着しやすく落ちにくい
このようになるわけです。
どちらを選ぶかは、好み次第としか言えません。
お墓のリフォームについて
お墓の状態はお客様によって千差万別です。
お客様の状態に合わせた大小様々なリフォームを施します。
プロの目で見ることで、気付きにくい部分も見えてきます。
まずは現場確認からしていきますので、お気軽にご相談ください。
もっと施工事例をご覧になりたい方はコチラをご参照ください。