お墓全般、石材業務をこなす石材店。
こう聞くと、昔ながらのやり方、受け継いできた技術を継承し…といった印象があるかもしれません。
しかし、着実に時代は変わってきています。
そもそも石材業は下火も下火。
樹木葬や海洋散骨、永代供養墓に納骨堂と、多様な葬送方法が増えてきた結果、お墓を建てる人よりも、お墓をしまう人の方が増えている現状です。
さらに言ってしまえば、業務内容は、3K「きつい」「汚い」「危険」な労働の代表格と言っても差し支えありません。
これらの状況から働き手は減る一方です。
誰だって、もっと楽な作業、もっと給与の良い仕事を探してしまうもの。
かといって、完全に需要がなくなるわけでもなく、簡単に閉業させて良い仕事でもありません。
そうなってくると、大変なのが現場仕事です。
少ない人数で、そもそも一人親方の状況で、安全に仕事をするためにはどうしたらよいのでしょうか。
危機管理、安全管理は当然のこと、自身の健康状態を労働環境から改善することが必要不可欠となってきます。
そこで、石材店にこそ、導入すべき新技術がパワーアシストスーツなのです。
東証スタンダード上場企業×金沢大学が10年以上の歳月をかけて、研究開発改良を重ねたパワーアシストスーツ。
特許技術Bb+(バックボーンプラス)搭載のサポートジャケットBb+、私が導入を決めた理由がこちら。
石屋の腰が痛い!という悲痛な声はそこら中から聞きます
思い返してみてください。
石屋の仕事は、腰への負担との戦いの連続です。
いかに昔より機械化が進んだとはいえ、力を行使せざるを得ない場面が多すぎるのです。
セメントを運んだり練ったりする時に腰が辛い
モルタルやコンクリを練る時、ミキサーが使える場所ばかりではありません。そもそも少量を練る際には、ミキサーを用意するのは手間です。手練りの方が圧倒的に多いことでしょう。
私個人的な話ではありますが、練りブネ1杯コンクリを作るだけで、きゅううううううっと腰に負担が走ります。
もちろん、1杯だけじゃ作業が終わろうはずもなく。そのままやるほかないのですが…どうしたって連続作業は難しく、2杯か3杯も練ったら、いったん休憩をはさみます。
かといって、夏場はそんなことしていたら、どんどん固まっていってしまいますから、あまりゆっくりもしていられません。
無理してやって、結果、腰にズンとした重みが…
それに、そもそも砂やセメント、砂利を運ぶのも大変です。
運搬車を使えばいい。もちろんそうです。
しかし、資材置き場からトラックへ、トラックから運搬車へ、運搬車から練りブネへ。
積み下ろしをするのは、機械では代替できない作業です。
できあがったコンクリを施工するのだって腰に来る作業です。
土間やら基礎やらにコンクリをならすために、足をめいっぱい広げたり、腕を精一杯伸ばしたりと、とんでもない姿勢で小手を使って伸ばすこともあるでしょう。
石材の運搬や据え付け作業時も腰への負担がいっぱい
あなたは竿を運んだり据えたりするのにクレーンを使いますか?
使える場所なら、もちろんイエスでしょう。
しかし、クレーンを使うにしろ、トラックで寝かしたり起こしたり。
現場についてからも起こしてから吊ったり、はたまたクレーンが入らなければ、三又を使用するか、板をかけて力でまくる他ありません。
竿はまだしも、これが上台、中台の一枚物、しかも黒で尺角などとなると…ちょっと手作業はやりたくなくなりますよね。
といったところで、手作業でやらざるを得ないこともしばしばあるでしょう。
力を生み出すには、腰が肝心かなめです。
作業時には気を張っていても、終わった後には、腰へドッと疲労が訪れます。
外柵やカロートの作業時も腰への負担がヤバイ
石部材を運んだり据えたり目地をしたりカロートの中へもぐったり…
どうしたって、中腰作業や無理な姿勢で行う作業って多いですよね。
そういう疲労は、どんどん腰へ溜まっていきます。
ひとつひとつの作業は大したことがないように感じても、蓄積した疲労を甘く見ることはできません。
根切りや穴掘りは腰が痛い!!
私個人的な話ではありますが、コンクリを練る時と同じくらい嫌いかもしれません。
中腰になって、しっかりと腰を入れて、ぐっぐっと掘る作業。
ユンボを入れられたり、サクサク掘れたりする現場ばかりなら良いですが…
注意ポイント
- ガラがいっぱい入っていてスコップが効かない
- 根っこだらけで思うように掘り進めない
- 古い石材がこれでもかと埋め込まれている
- 岩盤に当たっちゃって全然掘り進めない
こんなこと、日常茶飯事ですよね。
当たり前ですが、作業時間が増えれば増えるほど、腰の悲鳴は大きくなるばかりです。
石材加工は苦痛の極み
今でこそ、その技術を使う機会は全国的に減少してはいますが…
大谷や白河、はたまた御影を、こやすけしてのみ切りして割れ刃をかけて差し刃をかけてびしゃんや仕上げをほどこす。
私は石材加工の技能検定を受ける際にやっただけではありますが、あれが日常作業だったらと思うと、今頃は石屋をやっていない自信があります。
無理な姿勢、中腰姿勢、力作業、オンパレードです。
しかも普段の仕事をサボるわけにもいきませんから、(腰への負担が大きい)普段の業務をこなしてから練習です。
受験する際は、毎度のように腰がやられていました。
かといって練習をしないと合格できるはずもないですから、練習でも腰を痛める。
まさにトラウマと言って差し支えない業務です。
努力や根性、確かに大事でしょう。
ただし、今は令和です。
労働環境や健康状態の方がはるかに大事です。
今でも加工作業を行っている技術者の方には、いのいちばんにパワーアシストスーツを導入してほしいです。
当時持っていたら、絶対に使っていました。
なんだったら埋葬や改葬だって腰にくる
石屋の仕事の中では軽作業であることは間違いないですが…
拝石を開けて、お骨を納める。
この作業だって、腰への負担がかかっています。
地下カロートでも丘カロートでも、納める時はどうしたって無理な姿勢を取らざるを得ませんし、故人様の大事なご遺骨です。
落としちゃならんですし、ぶつけちゃならんです。
大事にゆっくり納めますよね?
その分の負荷は私たちの腰へ集約されてきます。
拝石だって、1寸厚の薄~いヤツから、なんでそんなに分厚いの…?というげんば板まで様々です。
昨今、墓じまいが急増している関係上、改葬作業も多くあります。
水が溜まってしまった骨壺をカロートの奥の方から引っ張り上げる。
もちろん、寝そべったりかがんだりと、無理な姿勢ばかりです。
長年の汚れがこびりついた骨壺を洗うために、しゃがんだり中腰になったり。
ひとつやふたつならまだしも、多い時には5個も6個もありますよね。
たかが洗うだけ、と思ってみても、気付くと何気に腰にきているものです。
腰痛の根本改善への道は険しすぎるから
私に言われるまでもないと思いますが、石屋の仕事は腰にくるものばかり。
悪い姿勢、腰への負担のかかる作業。
腰痛や腰の負担を改善させるためには、魔法の道具などありはしません。
こまめなストレッチや柔軟体操、体幹トレーニングや筋力トレーニング。
そして健康的な食生活と生活習慣、理想的な体型の維持。
当たり前ですが、これらを意識するほかありません。
ただし、完璧な人などいはしませんし、そもそもどれもやれている自信がない人ばかりでしょう。
私だってまったくできていません。
だから、腰痛の予防のために、根本原因をつぶしてやろうというのがパワーアシストスーツなのです。
パワーアシストスーツにも様々な種類があります。
なかでも東証スタンダード上場企業である株式会社ユーピーアールが金沢大学との長年の研究と試作、検証の末、開発したものがサポートジャケットBb+です。
強靭な第二の背骨、特許技術バックボーンプラスを中心に、膝と肩と腰を連動。
腰への負担を軽減させる効果が認められています。
また、バックボーンプラスには悪い姿勢を矯正する効果もあります。
背中へ一本の芯を通すわけですから、背筋がピン!とするわけです。
石屋の労働環境改善を|貴重な人員を大事に
自らや職人が腰を痛めてしまうと…
注意ポイント
- 現場や納期の遅れ
- 無駄な外注費
(工事/埋葬/営業) - 労災対応
- 離職の原因
- 軽作業への移行
- 他の人員への負担増
当たり前ですが、百害あって一利なしです。
人手は常に足りない状態です。
そんな中で、貴重な人材(自らもふくめ)腰痛で失うなんてことがあっていいわけがありません。
腰痛や腰予防にかかる費用を計算してみる
腰痛というのものは、スッキリ治って完治!というのは難しい悩みです。
治ったかなと思ってみても、疲労が蓄積したタイミングや、不摂生が続いたタイミングなど、いつ再発するかわからないものです。
そのための予防を継続的に行っているという方は多いのではないでしょうか。
それらにかかる費用を計算してみました。
メモ
- 整形外科初診:2,000円~6,000円
- 整形外科通院:200円~2,000円
- 鍼灸(保険適用):1,000円~3,000円
- 鍼灸(自費):4,000円~10,000円
- マッサージ:2,000円~6,000円
- スーパー銭湯やサウナ:数百円~2,000円
- 腰サポーター:1,000円~100,000円
- 湿布や塗り薬など:数百円~3,000円
- それらに伴う交通費
書き出してみると、なんだかんだ継続的に金がかかっていることが、よくわかるはずです。
腰サポーターはアシストスーツと用途が近いものですが、それ以外はあくまでも対処療法です。
一度だけでなく、何度も通う、何度も使うものがほとんどですよね。
行き帰りの時間、待つ時間、診察/施術してもらう時間、処方してもらう時間。
料金以外にも、最も貴重である「時間」を食われるものばかりです。
もちろん、銭湯やサウナ、マッサージというものは、施術されている間は気持ちが良いので、腰のためだけに行っているんだという人は少ないでしょう。
とはいえ、それだけで予防や治療になるものでもありません。
パワーアシストスーツは経費計上可能
根本的なお話で、治療費や銭湯代などは実費が当たり前ですが…
パワーアシストスーツは経費計上が可能です。
※個人で払うのを制限することではありません。
作業服などと同じで、福利厚生費や消耗品費で大丈夫です。
※不安があれば、税理士さんにご確認ください。
そもそもが国においても、実証実験や現場検証、導入の推進を進めている事業です。
パワーアシストスーツ技術は、XR技術やドローン技術、自動運転技術などと同様に、人間拡張技術のひとつとして数えられています。
もしかしたら、着用が義務付けられる未来もあるかもしれない先端技術なのです。
導入のために、短期的な経費がかかるのは痛手かもしれません。
が、自らや従業員の健康を守り、労働人員の安定的な確保という長い目で見れば、非常に安いものだと言えます。
こんなことを言っては、元も子もないですが…
やはり自分の財布のヒモより、会社の財布のヒモの方がゆるいもの。
自分で3-5万出して見たことも使ったこともないものを試すのは気が引けますが、会社の経費として3-5万を計上して試すのでは気持ちが違いませんか?
いきなり全員分5着も10着も用意するのは大変ですが、まずはお試しで1着試してみるのは難しい話ではないでしょう。
サポートジャケットBb+導入企業の声|石材業への普及は遠い
導入の声インタビューロングバージョン
導入事例ショートバージョン
そもそも、従業員が10名も20名もいる企業よりも、私たちのような1名から多くても5人程度の小さい会社の方が必要性が高いんです。
だって、代わりがいないのだから。
残念ながら、石材業へのパワーアシストスーツの普及はまったく進んでおりません。
だから、私は導入事例の先駆けであり、販売店として導入を提案したいと思います。
昔を見れば、手荷役からトラックへ。
トラックからトラッククレーンへ。
一輪車、二輪車、四輪車などから、運搬車へ。
ダンプやリフトつきの運搬車へ。
三又からカニクレーンへ。
技術革新を取り入れることで、作業が楽に安全になっていきます。
自らの健康を守るために。
長く元気に働くために。
新しい技術は積極的に取り入れていくべきだと提案します。
導入をご検討の方は、お気軽にご相談ください。